VUCAの時代におけるレジリエンス

VUCA


VUCA(ブーカ)とは、将来を予測するのが困難な状態を表す言葉です。

つまりVUCA時代とは、これまでの常識を覆すような社会変化が次々と起こる

時代のことをさします。前年通りということが通用しません。


社会も市場もどんどん変化し、スピードも加速しており、時として大きな衝撃を受けるようなダメージも含まれます。

こうした不確実な時代だからこそ、私たちは何かしらの変化/衝撃に対して、心を立て直せる力が必要になります。そうそれこそが「レジリエンス」なのです。

外部からの強い力かかった時に、それによって潰れることなく自らを立て直せる力。例えて言うなら、しなやかな竹のようが強風にあおられても折れずに、元に戻れる力。さてそうしたレジリエンス力のある/なしは、何が要因なのでしょう・・・? 実はその根底にあるものは「自己肯定感」だと言われています。

多く仕事はタスクが多様化され、ストレスのかかり具合は部署や業務内容の違い、取り巻く人間関係によって異なります。加えて季節の変化や体調、諸々のタイミング等もあるのでストレスに対する強い弱いも判断が難しいです。ただどのような状況にあっても、自分で立て直せるレジリエンス力があるとよいですね。

レジリエンス力を向上させるためには、「自分にはやればできる!」という自己効力感を高めてやる必要があります。それには特別な方法があるわけではなく、日々の業務を確実にこなして、小さな成果を積み重ねてやること。地道な方法ですが実は一番着実な方法です。その時のポイントは「これくらいできて当たり前」ではなく「よくやったな自分!」と褒めてやる。小さなことでも「よっしゃ!」「イケてる!」と認めていくことが大切です。

それともう一つは「受援力」(困った時に援助を受ける力)つまり「助けて!」が言える力のこと。どうしても周囲に迷惑をかけちゃいけないと思って、助けを求められない人が意外と多いものです。それらを解消する方法としては、周囲(特に先輩や上司)は困ったことがあったらいつでも声をかけてね!と伝え合っておくことが必要です。

「助けて!」と人に頼んだり、頼られたり、時として情けない自分をさらけ出すことを恥ずかしいと思うかもしれません。けれど人から頼られることは意外と嬉しいもの。一度は組織(もしくは同じチーム内)でお互い困った時はヘルプを出そう!などと話し合う機会が大切かもしれません。困りごとなどを共有できるようになることが、結果的に受援力、レジリエンスを高めることにつながります。

心理カウンセラー 森川 祐子

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