あなたに「推し」はいますか?

あなたに「推し」はいますか?

「推し」とは
アイドルや俳優、アニメやゲームのキャラクターなどを深く愛する人たちが、
好きな対象に対して、熱烈に応援することをさします。

 

2020年の芥川賞で受賞した宇佐美りんさんの
「推し燃ゆ」でも広く知られるようになりましたね。

ひと昔前までは、
「推し」がいる人たちのことを「オタク」とも言いましたが、
実は最近では自分がオタクであるという自覚のある人は
72%!(15〜24歳女性を対象にした調査より)

 

Q.あなたには自分が「○○ヲタ」と言えるものはありますか?

 

出典:SHIBUYA109ENTERTAINMENT corporation ALL RightsReserved

これは男性にも当てはまる傾向のようで、
若者世代では珍しいことではなく、多数派になっていることがわかりますね。

 

では「推し」がいることによる効果はどういうものなのでしょう?

 

実は「推し」を持つことでQOL(生活の質)にいい影響を与えることがわかっています。

 

『今日頑張ればコンサートに行ける』とか、
『この仕事を頑張って週末は推し活動をするぞ!』等
毎日の生活に張りが感じられる人が増えたということが、研究結果でもわかってきています。

 

好きなことを応援しているという自己満足感や
好きなことについて語り合う仲間がいる楽しさが「推し」に拍車をかけているのかもしれません。

 

「好きなものを好きだ」と主張できるようになってきたという時代背景もあるようです。

 

なかにはこういう人もいます。

 

「推しと出会ってから自分の自己肯定感が高まった」というのです。

推しと関わりをもつ時間は自分にとって幸福な時間であり、
その時間を優先するようになって忙しくなったせいか、
他人と比較することが減ったように思うとのこと。

「推しという自分に大事なものができたことで、
他の人にとっての大事なものも尊重できるようになった」とのお話でした。

「幸せは自分で決めていい」よく言われることですが、
世の中の価値観が多様化してきたことで自分だけの基準をもつことが難しくなっています。

 

しかし「推し」をもち、自分が好きなものを好きだと自覚して、
幸せだなと感じられれば、他者から揺るがされることのない
「自らの幸せ」を見つけていくことができるのではないでしょうか。

 

 

心理カウンセラー 森川 祐子

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