人間関係をこじらせてしまう理由について

最高の組織力を引き出す
カウンセラーの森川です。

 

今日のテーマは
「人間関係をこじらせてしまう理由」について

 

人に会うという時、相手のことを思い浮かべるとどのような気持ちになりますか?

 

ワクワクさせてくれる人
想うだけでドキドキする人
何だか面倒くさい人
落ち着かない気持ちにさせられる人

 

 

それらにはいろいろ理由があるものです。

 

 

一緒に時間を過ごしていて
楽しい人
嬉しくなる人
愛着を感じる人
そして、そうでない人

 

 

ポジティブな気持ちになれる人か、そうでない人かは

相手の顔を思い浮かべると

それぞれの感情がわき上がってくるので、気づくことができます。

 

 

仕事仲間、取引先の人、親しい人、
昔からの友人、地域でつながりのある人、かつての同僚…

 

 

 

表面的には、ポジティブに思っているはずなのに
実際に会ってみると、予想に反して
なんだか違う時って、ありませんか?

 

 

例えそれは、
相手のことを好ましく思っている人でも
昔から仲の良い人でも
自分の味方だと思っている人でも。

 

 

それは、なぜなのでしょう?

 

 

1つは、こちらの期待しているものが、その時々に違ってくるから。

 

 

人は、その時々に感情が揺れ動きます。
元気な時もあれば、つらい時苦しい時、不安な時、落ち込んでいる時など変化していきます。

 

それらの気持ちをストレートにぶつけられたらいいのでしょうが、大人になるとそうもいかないものです。心配かけたら申し訳ない、恥ずかしい、怒られたら嫌だ、相手の事情もあるだろうから、自分の感情をぶつけるのは迷惑かな。

 

例えば不安な時は、「大丈夫だよ」ってメッセージがほしいし
イライラしている時は置かれている状況をわかってほしい。
落ち込んでいる時は、認めてほしい。

 

 

こういう思いを言葉にせず
一緒の空間にいたら、
言葉としては何も伝わらないけど、
何かは伝わるものです。

 

 

その何かが居心地の良し悪しに
関係しているのではないかと考えます。

 

 

2つ目は、今述べたことは相手にもあてはまります。
相手も、その時々に様々な状況に置かれていて、年を重ねるごとに段々言えないことが増えてくるものですね。

 

 

けれど、学生時代を思い出してみてください。
学生の時は、何でもかんでも友だちに話せていたけれど
時が経つにつれて

 

仕事が違う、仕事のことなんて言っても仕方ない
結婚している、していない
子どもがいる、いない
離婚している、していない
などによって、だんだん言えなくなることがあるものです。

 

 

一緒に過ごしていて、言葉になるものと、そうでないものがあります。
その言葉にならない情報を受け取れるかどうかは別にして、
私たちには言葉や表情、態度を含めた情報以外にも様々な情報が
共有する空間には表れているのです。

 

 

その上で、あとはその人のもつパワーの差によって
一方的な話になったり
その話をどこか無理に同意させたり、させられたり
相手をコントロールしようとしたり

 

 

結果、
居心地の悪いことになってしまっているのかもしれません。

 

 

会う人が複数だったら、なおのこと。
様々な想いが交錯しているはずだから。

 

 

多くの場合、相手の心の葛藤が見えず
何だか変!
前はこうじゃなかったのに…と
違和感を覚え、関係性はこじれていくのです。

 

 

でも、もしこの時に
相手の心の葛藤に気付けたり
自分の気持ちが揺らいでいることに気付けたらどうでしょう?

 

 

もしくは、その時々のありようによって
相手や自分が発するメッセージが
意図した通りに受け止められるなら
関係性のこじれは
それほど深刻なものにはならないのかもしれません。

 

 

こういったコミュニケーションの不具合は
実は、仕事上でも起きていたりするものです。

 

 

受け取れる情報や、見えている物事の高さを変えたと想うなら
誰にでも望むように変えることができるものなのです。

 

メンタルトレーナー
森川 祐子

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