コロナ禍だから今から備えておきたい!梅雨シーズンのメンタルヘルス不調をのりきる!

梅雨の季節のメンタルヘルス不調について

梅雨入りすると、頭痛がつらい、身体がだるくなる、朝起きられない等身体の不調が出る人が増えます。

気持ちの上でも朝から雨が降っているというだけで、気分も滅入って、やる気が出ない、億劫になる・・・。

ただでさえ、今年に入ってからはコロナのこともあり、外出自粛が続きメンタルが低調。

また梅雨は、季節柄メンタルヘルス不調になりやすい要素がたくさんあります。

 

その”何故?”を知ってうまく対策していきましょう!

 

1、日照時間不足によるメンタルヘルス不調

夏と冬とではどちらが”うつ”になりやすいかというと、実は圧倒的に「冬」なのです。

 

なぜなら冬という季節は「日照時間」、つまり太陽が出ている時間が短くなるために”うつ状態”が起きやすいと言われています。日光を浴びる時間が短くなることで、睡眠と関係が深いホルモン”メラトニン”の分泌がうまくいかなくなるため、睡眠と覚醒のバランスが崩れることが原因です。

 

この時期のうつは別名「季節性うつ」「冬季うつ」とも呼ばれています。

 

うつ病と季節うつ病の違い

 

同じ理由から、北欧の人たちは日照時間が短くなる長い冬に、メンタルヘルス不調を引き起こしやすいため、せめて家のなかは明るくしようと、華やかなデザインの家具や日用品が好まれるようになったそうです。

 

日照時間は、私たちにはどうしようもありませんから、日が出ている時には少しでも太陽に当たることが望ましいですね。太陽が出ていない時も、室内でできる運動などを行うことで、セロトニン分泌を促すようにしましょう。

 

2、気圧の変化によるメンタルヘルス不調

この時期の特徴として、梅雨前線の影響をうけて低気圧が発達してきます。気圧が下がってくると、人の身体は副交感神経が優位になり、血圧の低下、脈拍の遅くなる、血管の緩みによる膨張・・・そのため頭痛がひどくなったり、関節が痛んだり、だるさが増す人、肩こり腰痛がひどくなる人が出てくるわけです。

 

余談ですが、頭痛持ちの人などは、天気予報を見なくても、体調を通して雨が降るということがわかると言います。

 

梅雨の時期というのは、低気圧が居座っている(次から次にやってくる?)わけですから、身体的な不調が絶えません。つまり、痛みにさらされ続けると、集中力は削がれ、判断力は低下、イライラしたり、気分が落ち込んだりと心理的な不調を引き起こしてしまう結果となります。

 

低気圧とメンタルヘルス不調

 

3、梅雨による生活習慣の乱れがメンタルヘルス不調を引き起こす

雨が降っているだけと思われますが、気づかないうちに制限されていることがあります。また夏を控えたこの季節だからこそというものも・・・

 

では、その一つ目が

3-1、梅雨による運動不足がメンタルヘルス不調につながる

「ああ、今日も雨が降って歩いていくのがめんどうだな。タクシーを利用しよう」
「運動しようと思っていたけれど、雨じゃ仕方ないな・・・」
と言って、運動量が減ってしまってはいませんか?

 

外に出る機会が減るということは、屋外で行う運動はもちろん、外出してジムへ行くのも億劫になりますね。また日常的に車やタクシーを利用するようになって、運動量が減ってしまうことも。

 

実は運動することでも、脳内のセロトニンが作られます。セロトニンとは、脳内物質の一つで”調整系”と言われる役割をもっています。セロトニンがしっかりと分泌されることで、穏やかな気持ちでいられ、睡眠にも深くかかわっています。別名”幸福のホルモン”とも言われるほどです。

 

そのため室内でできる運動を少しでも取り込みたいものです。

 

3-2、夏を控えたこの時期に気になるのが”ダイエット”

服が薄手になってきたり、今の時期は何といっても自粛生活による「コロナ太り」

 

気になっている人も多いはず。。。
それもそのはず。

コロナ禍により、体重が増えた人は57%も!

*リンクアンドコミュニケーション調べ

 

圧倒的要因は「運動不足」通勤時間がなくなり、家にいる時間が増え間食の機会が増える等。

 

そのため食事を控えたり、中には食事を抜いたりする人も増えているようです。

 

本来は食べないダイエットというのは、
効果以上にリスクが大きいものですが、意外に知られていません。

 

過剰なダイエットは余分なカロリー摂取を防ぐだけでなく、必要な栄養素が不足してしまいます。

特に脳内物質も食事から摂れる栄養素が材料になっているため、
セロトニンを代表とする、心の健康に大きくかかわる栄養素が足りなくなることが考えられます。

 

その他の理由として、食べたものを代謝するためにも、実はビタミンやミネラルが使われますから、

 

本来はより代謝を促進しようと思ったら、しっかりと栄養素は摂りたいところなのです。

 

セロトニンを意識したところでは
タンパク質を中心とした
肉・魚・乳製品・大豆製品・卵etc.

 

肉や魚って調理しないと食べられないものが多いですが
実は、コンビニで
ヨーグルトやサラダチキン、茹で卵でよいわけです。

これならできそうですね。

 

4、まとめ

いかがでしたでしょうか?メンタルヘルスの基本は、
規則正しい生活がとても重要だということがお分かりいただけましたか。

 

もし今の季節、
気分が上がらない、落ち込みやすい、やる気が出ない等
メンタルヘルス不調が気になる方がいらしたら、

ぜひできる範囲のことをトライしてみてくださいね。

 

あと大事なことがもう一つ。

 

梅雨のせいなのか、コロナのせいなのか、家にばかり引きこもっている、ほとんど人と話していない人は、リフレッシュしに散歩をしたり、オンライン越しでもよいので人と話すことも効果的です。

 

梅雨という季節を健康に乗りきることが、夏のメンタル対策につながっていきます!

 

心理カウンセラー 森川 祐子

 

 

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