離職を防ぐ!メンタルヘルス(セルフケア)研修
最高の組織力を引き出す!
メンタルトレーナーの森川祐子です。
昨日は入社1年目社員のメンタルヘルス研修(セルフケア)でした。
昨年に引き続き、2度目の研修でした。
男性ばかりの職場で、安全第一の現場でもあるため、怒号が飛び交うことも珍しくありません。現場の上司は叩き上げでやってきた人が多いので、若手社員には厳しく感じられることもあるようです。
そのような厳しい環境でも、仕事を続けようと思う理由は何でしょうか?
ぶっちゃけ、厳しい状況にあっても得られるメリットが大きいと思うからこそ、続くものです。経済的な理由、通勤が便利、福利厚生がしっかりしてるから、会社のブランド力などさまざまです。
明確なものがあると、気持ちのうえでも割り切って、取り組むことができますね。場合によっては期間限定だとしても。ところが上記のような理由だと、他の会社でも同じような条件がそろえば、そっちでもいいわけです。求めるものは、その会社でなければ!という理由が欲しいところですね。
今回研修を行った会社は、ある意味特殊な業務内容なので、他の会社ではなかなか同様の業務は難しいかもしれません。そういう意味で職人的にその仕事が好きというのは大きな理由になりますね。
入り口は、会社の制度や福利厚生だとか、ブランド力でもいいと思いますが、会社にとっても、働く本人にとっても見つけて欲しいものが、その会社の何に惚れ込んでいるか?です。
今回、研修で聞いてみるとこんな声が聞かれました。「大変な時でも、残業になっても、このチームのメンバーだからこそ頑張れる!」「自分が苦労して取り組んだ成果を、ある場所に行くと見られるのでよしって思える」嬉しいものですね。
この会社だからこそ得られる達成感だったり、手応えだったりするのです。
これは他社でよく聞かれるお話です。人事労務担当者の方から「若手社員はコミュニケーションが苦手な人が多いようだ。同僚間でも人間関係が希薄なので心配だ」という声をお聞きします。
だからこそ普段意識しないような、その社員の原点になるものを見つけてあげられると、本人にとっても働きがいにつながります。また会社としても「自分の会社が好き」という社員が増えれば、愛社精神が高まり、チームの結束力にもつながります。
御社の社員に「なぜこの会社で働いているのか?」をぜひ、たずねてみてください。
代表 森川 祐子