メンタルヘルス不調”うつ”と食事の関係!食欲がない時の栄養の摂り方!
最高の自分を引き出す!
メンタルトレーナーの森川祐子です。
今日のテーマは
「メンタルヘルス不調と食事の関係」について
心の不調と食事について。一見すると何の関係もないように見えますが
実は、とても深い関係があります。
心はどこにありますか?
メンタルヘルス不調で働く人に多い”うつ”。
実は、うつは心の病とされていますが、そもそも心はどこにあるのか知っていますか?
「心のある場所?」と聞かれたら、胸のあたりを押さえる人が多いですが
心は脳にあるというのが一般的な見解です。
つまり脳の状態が反映されています。
では、脳の状態と食べ物の関係はどうなっているの?
脳内では、様々な脳内物質が分泌されいて
その時々の体の状態や、ストレスのかかり具合に合わせて
絶妙なバランスで保たれています。
ではその脳内物質(脳内ホルモン)の材料は何か?といえば
一つには私たちの食べるものが材料となって、生合成されています。
もちろん脳内物質というくらいですから、体内のその他の部位よりも優先されて栄養は運ばれてきます。
それでも、絶対量の栄養が足りていないと、脳内でも不足してきます。
私たちの情緒が安定し、機能的であるのは
脳内物質のおかげでもあると言えます。
情緒が安定し、機能的でいられるのは
脳内物質の中でも特に”セロトニン”という物質が分泌されているためです。
”セロトニン”聞いたことありますか?
別名”幸福のホルモン”とも言います。
セロトニンを生合成するために必要なのが食事=栄養です。
けれど栄養が大事だとわかっていても
・十分に摂れてない
・足りてないとわかっていても、どうしていいかわからない
・忙しいとつい食事がおろそかになる
など実情はこんな感じ?
メンタルヘルス不調は、自分のことだけでなく
ご家族がすでに”うつ”の症状が出ている場合などは、すぐにでも試してみるとよいでしょう。
何故なら薬ではなく、食事(栄養)であれば、副作用があるわけでなく、処方箋も必要ありませんから試してみる価値はあるかと思います。
カウンセリングに食事は関係あるの?
実は、大ありなのです。
私の本業は、メンタルトレーナー(心理業)ですが、そんな私が、なぜ栄養の話をするのか?
人の悩みというものは、話をすることで整理されたり、認知(物事の捉え方)が変わることによって、自分を受け容れられる場合があります。そういう意味でカウンセリングは有効です。
ところが、カウンセリングを受けて、一時的に元気になった!テンションが上がった!としても、残念ながらすぐに調子の悪い状態に戻ってしまう方も少なくありません。
理由は様々です。
でもそういう方々のなかには、実は栄養状態が良くなくて、脳内物質の分泌がうまくいかずに調子が悪くなるという人がある一定数います。
実際に医師から処方される最近の”うつ”のお薬は、セロトニンなどの脳内物質の分泌量をコントロールするお薬が主流です。少なくなったセロトニンをいかに、再利用するかというのがその内容です。
じゃあ、セロトニンそのものが増えれば言い訳ですね。
そうなれば、情緒の安定のみならず、幸福感が増したり、睡眠の質も上がったりというメリットがあるのです。
今から7年ほど前にそのことを知って、栄養療法に興味をもち勉強を始めました。(今はNPO法人分子整合栄養医学協会の血液栄養診断士という資格を持っています)
つまり心=脳内の状態は、日常における栄養状態によって変わるということなんです。
ではセロトニンを増やす栄養は何?
知りたいですよね。セロトニンが増えれば、うつの症状は緩和されるかもしれません。
セロトニンはたんぱく質や葉酸、鉄、ビタミンBなど、これらの栄養素を材料とし、何段階もの生合成を経て生成されるものです。
食事で言えば、たんぱく質は肉類、魚類、乳製品、大豆製品、鉄はレバーを代表に卵、ひじき、きくらげ等、ビタミンBは肉類、魚、卵、緑黄色野菜などです。ちょっとざっくりしてますが。
食欲がない時はどうしたらいいの?
うつの方であれば「そうは言っても食欲がないんだよ」と思うかもしれません。
おっしゃる通り。特にたんぱく質は消化がいいとは言えないので、胃腸の調子が悪い時は避けてしまいますね。
そこでオススメしているのが、サプリメントでの摂取です。
栄養は前提として、食事から摂ることが一番だということを元に、それでも至適量が摂れない時には、質の良いサプリメントをおすすめしています。
今や100均でも売られているサプリメントですが、こういう物は質がいいとは言い難いでしょう。
せめて1ヶ月分が3000円程度というのが、一つ目安として選んでいただくと良いと思います。
何を選んで良いかわからない、栄養を活用して改善させたいとお考えでいたら、栄養療法をしているクリニックもありますので、参考までにご覧になってみてください。こちらであれば、うつの薬と並行して栄養療法を試すことができます。
こういうことを知っていたら、治療に対する選択肢は広がります。
もちろん、主治医となる先生とは信頼関係も大切です。
だからこそ、医師から一方的に言われるがままでなく、相談をしながら、納得できるような治療や改善につながるものを決められたらいいですよね。
そのためにも、必要な情報をキャッチすべく、アンテナを立てて、自分にとって必要な情報を取捨選択することが大切なのです。
メンタルヘルスのことでお悩みの方には、メンタル面でのアプローチはもちろん、栄養相談も行っていますので、お気軽にお問い合わせください。
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