パワハラ的なことを言われても、メンタルヘルス不調にならない方法!
最高の組織力を引き出す!
メンタルトレーナーの森川祐子です。
先日Web関係の仕事をしている知人から、こんなことを耳にしました。
「交流会に参加したら、同じような業種の年配の男性から、『儲かってるなら、今のうちに撤退した方がいいよ』と言われて少し落ち込んだわ…」
個人的な立場から言えば「なんて失礼な!!」と。もちろん、同じような経験をしていて、老婆心から出た言葉かもしれませんがいい気持ちはしません。
そのようなことを言う人の心理は置いておくとして、不愉快なことやパワハラ的なことを言われた時に、自分を守る方法をお伝えしたいと思います。
もちろんパワハラは、する側に問題があり、そのような行為をしないことが前提ですが、現場では対処されるまでに時間がかかりますから、そういう時のために心がまえをお伝えしておきますね。
1、大事なことは相手が何を言ったかではなく、自分がどう○○したか!
仕事をする、ましてや自分で起業してやっている人にとって、将来どうなるか?はわかりません。不安はなくはないでしょう。その他、予想しない出来事はプラスのこともマイナスのことも含め、日常的にいろいろ起きるものです。
自分自身のメンタルが元気な時には、ちょっとしたストレスは跳ね返せますが、弱っている時だとかなりこたえますね。
そしてだいたいが弱っている時というのは、負のスパイラルにハマりやすくて、傷つかなくていいところで傷つき、身体の調子が悪くなり、行動量が落ちて、ますます思うようにいかない、トラブルが続く・・・
けれどもこういう時こそ思い出して欲しいことは、「相手が何を言ったか、何をしたかが問題ではなく自分がどう反応したか」です。
いろんなことを言う人はいます。また嫌がらせや足をひっぱるような人もいるでしょう。もちろん中には、余計なことではなく、耳の痛いことを言ってくれる人もいて、それをどう受け止めるか!?が重要です。
落ち込んだ、腹が立った、不安に感じた、悲しくなった・・・などを意識し、なぜそんな風に感じたのか?をたどってみることです。つまり・・・
2、なぜそのような反応をしたのかを考えてみること
自分に自信がないのを突かれたから
将来に不安を感じていたところに言われた言葉だったから
自分は必要とされてない、自分自身に価値を感じられていないから…
でもそれは本当なのか?真実なのか?を自分に問うことです。
大概は、思い込みだったり、相手が自分の優位性を感じたいがばかりに言ってるということもあります。
反応だけに振り回されていたら疲弊してしまいます。そして反応だけで判断したら、それこそ適切な結果にはならないでしょう。つまり大事なことは「反応」と「自分にとって必要なもの」を分けて見るということ。
反応とは、落ち込んだ、腹が立った、悲しくなった、怖かった、不安になった、むなしくなった…etc.の心の揺れ動き(感情)やそれにともなう行動をさします。けれど言われた言葉や情報は、今の自分にとって本当に必要な情報なのか?を判断しなくてはなりません。要らなければ、頭の中のゴミ箱に捨ててしまいましょう。どんどん捨てましょう。
そして感情とは関係なく、必要な情報であれば、どのように活用できるものなのかを考えてみるといいでしょう。感情が邪魔をしてすぐに見れなければ、少し置いておくとか、ね。
感情にまみれていては、適切な判断ができません。例えば、広場恐怖という(パニック障害の一つ)人の多いところに行くと不安が大きくなって、パニック症状に陥るというものをご存知でしょうか。パニックの方の例として『大好きな著者のサイン会があるから行きたい!でもパニックになったらどうしよう…怖いからやっぱりやめておこう』ということがありました。
本当に不安定な時期は避けるとしても、ずーっと「怖いから」という理由だけで避けていては、本当にその人の人生にとって、自分が得たいものが得られず、本来ありたい自分の姿とは程遠いものになってしまうかもしれません。
恐怖が強いと、思考や理性は負けます!頭ではわかっている。本当は外に出た方がいい、もっと人と会った方がいい、ドクターにちゃんと診てもらった方がいい。「でも…」この後にくる恐怖という感情が、思考や理性を吹っ飛ばすくらいに「本来自分がありたい姿」を遠ざけてしまうのです。
だからこそ、自分の反応=目の前にある感情をちゃんと認めて、向き合っていくことが、本当の自分を引き出すことにつながります。ただ、おわかりのように、恐怖のような強い感情は自分一人で向き合っていくことはとても怖いものです。だからこそ人の手を借りることが必要なのですね。
怖いという感情を否定する必要はありません。その感情がブレーキとなることで、守ってきたものがあるのでしょう。ただし感情によって、振り回されてしまう人生は本意ではありませんね。だからこそ意識して向き合っていくことが大切なのです。
3、言われた言葉や入ってくる情報をどう扱うか?
今の世の中10年前には想像もできなかったくらいに、様々な情報がなだれ込んできます。つまりはネガティブな情報をキャッチしやすいひとの元には、正確の可否はわからないようなネガティブな情報が集まります。そしてさらにネガティブな気持ちになるのです。
情報を自ら選んでいかないことには、振り回されてしまいます。
情報から身を守るためには
・情報にさらされる機会を減らす
つまりは、テレビやインターネットなどの情報量を遮断もしくは減らすこと
・ネガティブな情報に触れた時に、鵜呑みにしない。それは本当かを調べてみる。いろんな人の見解に触れる。
・頭でっかちになりやすい人は、感覚優位を意識してみる。思考(考えること)止めて、感じる味わうことをする。
・瞑想(これもおすすめです)
など、今日からでもできることはあります。
言われたことをそのまま鵜呑みになんてしていないと思っていていも、人は他人から言われることを気にします。
「あなた、顔色悪いわよ。病気なんじゃないの」これを同じ日に3人から言われたら、誰だって気にするでしょう?これを意図的に繰り返されたら、本当に病気にだってなってしまうのです。
まとめ
人生自分の思い通りに生きたい!そう思いながらも、案外他人次第だったりするものです。
そうならないためにも、外から入ってくるネガティブな言葉や情報はうまくコントロールしていきましょう。
日本人はある意味、情報操作を受けやすいということも、よく言われますから。これは余談ですが。
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