世の中的な正解には意味はない!?〜嫌われる勇気より〜

高の組織力を引き出す!
ンタルトレーナーの森川祐子です。

 

さて、今日のテーマは
「世の中的な正解について!」

 

 

発行部数135万部を超え、今年はドラマ化もされた
あの”嫌われる勇気!”もう読みましたか?
どうやったらドラマ化されるんだろうと思い
見てましたが、うまく哲人と青年のかけあいも再現されていて
クールを通して見れば、少しつかめるものがあるかな、という感じです。
(単発で見てたらちょっとわかりづらいかな…)

 

 

さて、著書の「嫌われる勇気」は本当によく出来ていて、非常にアドラー心理学の考え方を過不足なく表現しているなぁと感じられる一冊です。なので、クライエントさんにもよくおススメしています。

 

さて、この本のなかでは、青年が世の中の不合理さや複雑さ、人生のうまくいかなさについて
読者が「そうだよね~」と思う目線で、哲人に投げかけていきます。

 

そして、哲人はその問いに対して応えていくわけですが・・・この本を読み進める時にどちらの目線に立つか?が、とても興味深いと感じました。

それは、この本を読まれていない方でも、観点としてはつかんでいただけるんじゃないかと。

 

青年のように『世の中一つをとっても、不合理なことがいっぱいだ!』と嘆くのか

哲人のようにどんな世の中であろうとも、世界はシンプルである。そして人生もシンプルであり、誰もが幸福になれる!

 

という二つの考えがあったならば、あなたの考え方はどちらに近いでしょうか?

 

そう、多くの物事は必ず二面性を持ち得ていると思います。そして多くの場合、どちらか一面しか見えていないものです。頭では、そうでないとわかっていながらも実感としては、一面でしかとらえられていないということが多いように思います。

 

 

例えば、苦手な上司がいたとします。いつも怒られてばかりいて、顔を会わせれば小言を言われたり、嫌な思いばかりしている。

そういう時に、「必ずその上司にだって、いいところはあるはずだよ」誰かに言われたとしてどうでしょう?確かに、他の部下からは慕われているようだとか会社でも頼りにされている存在だ!とか実は愛妻家だとか、耳にするからそうなんだろうな…

 

それがわかったところで自分にとっては、苦手な人!と思っていたら、相手にいくら良い面があったとしても、実感はもてませんね。そして、視点の高さが変わらない限りは何年経とうと、見え方は変わらないと思います。

 

さあ、そこで、先ほどの嫌われる勇気の話に戻りますがもし、自分が青年の目線でだけ本を読み進めたとしましょう。そして最後まで「哲人の言うことはわからない」と思っていた。

 

どうでしょう?
いつまでも青年の立場でしか物事が見えない私は悪いのでしょうか?

 

この本の例で言えば、青年と哲人。立場も違うし、見ている目線の高さが違うことは、本を読んでない人にもわかりますよね。

 

そうすると、人は、哲人の言うことは正しくて青年の理解は間違っている。哲人の言うことを理解できない青年はいつまで経っても、哲人には及ばない、ダメなんだ、ということを無意識で思っているのです。

 

けれど、そんなことは誰も言っていないし、どこにも書いていません。

 

では、そのような判断(ジャッジ)をするのは誰なのでしょう?

 

他の誰でもない「自分」なのですね。

 

もし哲人の言うことに、ひっかかっているとしたら、納得しないぞ!という青年=自分であり続けてみるといいと思います。

 

じゃあ、そこで!
「なぜそこまで青年の主張にこだわるんだろうか?」
「そこまでして、何を手放したくないんだろうか?」
ということを考えてみると、違ったものが見えてくるかもしれません。

 

それは「変わりたい」と頭では思っていても、実際に変わろうとすることに、無意識に抵抗していたり大きな石にかじりついている自分がいるのかもしれません。

 

そうは言ってもそうかもしれないし、そうでないかもしれません。そこを見ていくと、考えそのものに、良い、悪いや正解、不正解はなくてけれど、そうまでして、こだわっていることに何かしらの理由は見えてくるのかもしれません。

 

本を読んでいない人には、抽象的になってしまったかもしれません。言いたいことは、世の中的な正解なんかは意味がなくて、本当の意味は自分のなかにしかないということですね。

 

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