従業員のメンタルヘルスケア第一歩!効果的なストレスチェック導入方法とは?

効果的なストレスチェック実施方法

高の組織力を引き出す!
ンタルトレーナーの森川祐子です。

 

ストレスチェック!義務化より1年半経ちましたが、これから導入するかを検討しているご担当者にとっては、何から手をつけたらよいか迷うのではないでしょうか?

 

そこで、ストレスチェック導入までの流れと、効果的な実施方法についてお伝えいたします。

 

1、ストレスチェック導入までの流れ

 

ストレスチェック導入に際して、ハードルが高く感じられる理由があります。

 

それはズバリ!
医療従事者でないと実施できないという点です。

 

基本的には一事業所あたり従業員数50人以上の企業には、産業医がいるはずですから、産業医に頼めばいいのですが、意外に快く引き受けてくれないところも少なくありません。

 

じゃあ、ストレスチェックを実施しようと思ったら、「産業医がいるのに、また産業医を探してこなきゃいけないの?」となれば億劫になるのは、当然のことなのかもしれません。

 

「いざ実施するとなると、どういう手順なの?」
まずはそこからです。従業員にストレスチェックシートに記入してもらって、回収して、それを集計・分析してもらうのかしら・・・という認識が一般的のようです。

 

しかし紙媒体での実施となると、回収して発送して、集計して・・・これ全て手作業になります。当然料金も高く、2倍近く違ってくるケースも。事業所が複数に分かれていたら、プラスαかかってきます。予算的な面から、Webでの実施が多いようです。

 

ストレスチェックをWebで行う女性

 

*業種によっては、一人一台PCがない、PC操作が不慣れな人が多い場合には、紙媒体の方が良いと希望される会社も少なくありません。

 

ということで、まずはストレスチェック導入にあたり、産業医に依頼を出すことが第一ステップです。ストレスチェックの集計・分析をする業者さんは産業医の先生が何社か選択肢を持っていることが多いので確認してみるといいでしょう。

 

弊社では、ストレスチェック実施にあたってストレスチェックサポート業者(システムを作っている会社)との提携があり、また産業医はメンタルヘルス問題に強いドクターがいるため、ストレスチェック事前研修〜ストレスチェックの実施、産業医の面談までノンストップで行うことが可能です。

 

2、ストレスチェック実施と問題点について

 

受検する従業員数が明確になっていたら、産業医の先生経由で予算を伝えて、実施にどれくらい料金がかかるのかを明確にしましょう。基本料金(ここが業者によって大きく異なります)プラス従業員1名あたり400〜1000円程度×従業員数が目安となります。

 

実施となれば、Webの場合はIDとパスワードを受け取り、決められた期間内に従業員の皆さまに受けていただくことになります。さてここで一つ問題となるのが、受検率!

 

問題となるのは、実施してみたけれど、受ける人が少なかった・・・ということです。

 

ぶっちゃけ、会社にしてみれば、国が決めたストレスチェックを会社負担で実施したにもかかわらず、受ける人が少ないでは、社内のストレス傾向も、高ストレス者もつかめず、チェック自体意味のないものになってしまいます。とても残念ですね。ストレスチェック成功への重要ポイントはいかに受検率を高められるかというところにあります。

 

そしてもう一つの問題は、高ストレス者が産業医の面接まで進まないことです。

 

産業医による高ストレス者の面談

 

基本、高ストレス者の割合は、全体の10%に設定されています。つまり500人の会社だと50人ということですね。見過ごせない数字です。しかし実際に産業医への面談まで進むのは2〜4%程度だと言われています。つまり1~2人ということ。あとの48~49人は放置されたままです。

 

とりあえず、ストレスチェックやるだけやった!という会社は、残念ながらその成果は実感されにくいことでしょう。受検者が少なくて、かつ高ストレス者の面接も行われないとなると、リスクがあることはわかったけれど、何も対処できないのと同じことです。

 

ということは、ただ業者を選んで導入すればよいというわけではない、ということがわかりますね

 

3、ストレスチェック導入に際して気をつけるべきポイントは?

3-1、ストレスチェックの受検率を高めるために

まずは問題点の一つ目である、ストレスチェック受検率を高めることです。会社が「ストレスチェックを行いますよ!」と告知しただけでは、受検率は上がりません。なぜなら従業員にとってメリットが感じられないからです。

 

  • 忙しいのに、わざわざ時間を取って受けるのが面倒ください
  • ストレスチェックの結果を上司や人事の人に見られないか心配
  • ストレスが高いとわかっても、どうしようもない

 

メリットどころか、デメリットを感じている人さえいるのです。だからこそストレスチェックを受けることのメリットを理解していただくことが重要です。そのためにはメンタルヘルス問題が、自分に関係あることだと認識するところからがスタートです。

 

中にはストレスチェックは”うつ”の人かどうかを調べるもの、と捉えている人がいます。これは間違いです。

 

もっと言えば、自分には”うつ”なんて関係ないと思っている人がほとんどです。けれど人が一生のうちに”うつ”になる確率は10〜15人に一人と言いますから、決して少ない数字ではありません。

 

また”うつ”と診断されるのは、病院に行ってはじめてわかるものですから、中には”うつ”に気づかずに、ずっと不調のまま(もしくは良くなったり悪くなったり)でいる人も少なくありません。

 

メンタルヘルス不調は誰にでも起こりうる問題だという前提があれば、ストレスチェックへの取り組みも違ってきます。

 

ストレスチェックの目的は、メンタルヘルス不調を引き起こさないためのスクリーニング(絞り込むこと)が第一の目的です。つまり不調者を見つけるためのものではない!ということです。

 

たしかに、今、あきらかにストレスを感じてない人にとっては、ストレスチェックのメリットは感じられないかもしれません。

 

しかし、50人規模以上の従業員がいる組織において、「全くストレスがない」と言いきれる人はほとんどいないでしょう。ストレスがあることに慣れてしまうことで、悪化に気づくのが遅れて”うつ病”を発症してしまったり、症状が深刻化するケースもありますから、ぜひ定期的に心の健康診断=ストレスチェックを積極的に受けていただきたいです。

 

 

3-2、高ストレス者の産業医面接につなげるために

ストレスチェックの結果、高いストレス値を示した人(「高ストレス者」と言います)は、産業医の面接を受けることができます。

 

厄介なのは「面接を受けることができる」であって、受けなければならないという義務ではないという点です。高ストレス者と指摘された人も「別に困ってないし、産業医の面接なんて必要ない」と思ったら、産業医面談を受けようとは思いません。

 

あとは忙しさで「産業医の面接?そんなの知らない!忘れていた!」というケースも少なくありません。

 

少し考えてみてください。

 

風邪などをひいたら、近所の内科にはふらりと行けるのでしょうが、いざ心療内科や精神科医を受診しようと思ったら、かなりハードルが高そうですね。つまり医師の面接を会社のお金で受けられる、というのはまたとない機会ですから、少しでも気にかかることがあれば、受けてみるとよいです。

 

そうすることで、継続的な治療が必要なのか、場合によっては社内での部署異動や時短勤務など、対処することが可能になります。(原則ご本人の同意なしに勝手に部署の異動や時短勤務はなされません)

 

産業医の面談を受けることで安心できた女性

 

病気でなくとも、働くうえで困っていること(仕事量、仕事内容、人間関係など)を相談する良い機会です。高ストレス者は何かしらの身体的・心理的負担があるということですから、この制度をおおいに利用すべきです。

 

そして、うっかり忘れている人に対しては、実施者(産業医)が面接勧奨をすることができます。つまり「ストレスがかかっているようですから、産業医との面接をしてみたらどうか?」と勧めることです。

 

「え?そんなことしたら、会社側が高ストレス者が誰って知っているということ?」ということになりますが、これは多少システムによって異なるようですが、高ストレス者に入っていることは知られていても詳細まで見られることはありません。しかしこのたりは事前の説明をしておかないとトラブルになりかねません。

 

高ストレス者に対して、面接の申し出がない場合もメールや電話で、面接をおすすめする場合があります。それら回数についてもあらかじめ伝えておくと、受け取る方の捉え方も違います。(知らずに強く勧奨すると信頼関係にもかかわる場合も・・・)

 

以上の理由から、事前の準備が重要だということがわかりますね。

 

4、まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

ストレスチェックの流れや、せっかく実施するストレスチェックもスムーズに行うためには、事前の理解が非重要だということがわかります。

 

受検率のアップ&高ストレス者面談につなげることを、本来は社内の衛生委員会で検討できることが望ましいです。
*衛生員会に関しては「ストレスチェックを行うだけで十分なのでしょうか?」の記事をご覧ください。

 

初年度ストレスチェックをやったけ、どうまくいかなかったという企業も同様です。

 

ストレスチェックに関する知識が乏しい担当者が、ここまでを理解し、説明&納得を促すことはとても難しいと考えます。少しでもストレスチェックを活用したいご担当者さまは、ぜひメンタルヘルス専門家にご相談ください。

 

もちろん、弊社にご相談いただければ幸いです。

 

代表 森川 祐子

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